年金制度について考える② ~若い人たちにはもっと知ってほしい日本の年金制度
本日は障害年金について考えます。年金といえば老後にもらう年金を一番に思い浮かべますが、それだけではありません。
万一何らかの理由で障害を負った場合、障害年金というものが支給されます。
ここで、もし国民年金の保険料を納めなかった場合、どうなるかを見てみます。
【例】
22歳、フリーター 毎月15万円程度の収入はあるが、年金の保険料を払うことを拒み未納期間が1年以上続いている。先日、バイトに行く途中バイクで単独事故を起こし下半身不随の障害を抱えてしまった。単独の事故のため、相手方からの保険など望めるはずもなく、国民年金保険料未納のため障害基礎年金の受給権もない。
ということで、一切の年金支給がないことになります。
▲障害基礎年金の受給要件です
▲障害基礎年金の年金額です
何はともあれ、年金制度は自分が高齢になったときにだけ備えるものではなく、若い時代にも必須な保険であるとも言えます。厚生年金であれば給与天引きのためそのような心配をすることもありませんが、特に若い世代で年金にどちらかといえば否定的な人たちには強く保険料納付を促したいと思います。
また、学生は「学生納付特例」の申請をお忘れなく。